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マイルド刺激IVF周期で出生率と累積出生率を最適化するには

論文紹介
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“Oocyte or embryo number needed to optimize live birth and cumulative live birth rates in mild stimulation IVF cycles” Reprod Biomed Online, 2021 「マイルド刺激IVF周期で出生率と累積出生率を最適化するために必要な卵子または胚の数」 【要旨】 ・研究の質問 正常な卵巣予備能を持つ女性の、マイルド刺激IVF(MS-IVF)後の周期あたりの出生率(LBR)と累積LBR(CLBR)を最適化するには、いくつの卵子または胚が必要か? ・研究デザイン イギリスの

採卵個数と妊娠率の関係(当院データ)

その他
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当院では、採卵数10個から15個を目標に、副作用が出ない範囲で可能な限り多くの卵子が とれるように卵巣刺激を行っています。 採卵数が増えると卵子の質が下がるのではという質問がありますが、それに答えるため 当院での臨床成績を年齢別、採卵個数別に比較検討しました。 2019年1月~2020年12月までに当院で凍結胚盤胞融解移植を行った患者さんを対象としています。 (平均採卵回数に関しては、上記の期間以外の治療も含みます) この結果によると、39歳以下および40歳以上のいずれの群においても、採卵個数が 多いほうが臨床的妊娠率、継続妊娠率ともに高く、流産率も変わりませんでした。 採卵数が多くても、卵子

HARTテレビカンファレンスより(真の反復着床障害の有病率)

論文紹介
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真の反復着床障害の有病率は低い。単一の正倍数性凍結胚盤胞を3回移植した結果から。 Fertility & Sterility、2021年1月号 目的;反復着床障害の真の有病率を知るため、民間のARTアートセンターで後方視的に研究した。 患者;連続3回までの凍結正倍数性胚盤胞の単一移植(FE-SET)を行った。解剖学的に正常な子宮を有する女性で、子宮内膜厚が7mm以上の周期を対象とし、提供卵や代理母を伴う周期は除外した。4429名の女性(平均年齢35.4歳)が対象となった。黄体ホルモン投与は筋肉注射とし、黄体ホルモン投与後5日目に融解移植した。凍結胚盤胞がなくなれば再度採卵を行った。妊

HARTテレビカンファレンスより(デュアルトリガーの有効性)

論文紹介
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“GnRH agonist and hCG (dual trigger) versus hCG trigger for final follicular maturation” 2020, No.7, Human Reproduction 最終的な卵胞成熟へのデュアルトリガーとしてのGnRHアゴニストと組み合わせたhCG投与と、hCG単独投与の比較(カナダからの論文) 【背景】 哺乳動物では、自発的な排卵前にFSHとLHの両方が急上昇し、最終的な卵胞の成熟と排卵が起こる。トリガーとしてのヒト絨毛ゴナドトロピン(hCG)の投与(5000~10000単位)は採卵36時間前行

News letter Vol.51

その他
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HARTグループ(東京・広島・横浜・神奈川)では、年に数回共同でNews letterを作成しています。 最近発刊されたNews letterのリンクを掲載しますので、ご覧ください。 HART Newsletter Vol.51

凍結胚盤胞融解移植において、PCO(多嚢胞卵巣)患者と原因不明不妊患者の自然周期とホルモン補充周期の臨床成績の比較

院長記事
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当院での凍結胚盤胞融解移植において、PCO(多嚢胞卵巣)患者と原因不明不妊患者の自然周期とホルモン補充周期の臨床成績を比較しました。 目的;PCO患者と原因不明の患者に分けて凍結融解胚盤胞移植の臨床成績を比較し、PCO患者の特性の知見を得て、治療周期を検討する。 対象;2015年から2019年の期間に、当院で凍結胚盤胞融解移植を受けた、PCO症例と原因不明不妊症例が対象である。40歳以上のPCO症例が少なかったため、39歳以下を対象とし、PCO 144周期と原因不明548周期について自然周期とホルモン補充周期における臨床成績を比較検討した。 結果;凍結胚盤胞融解移植において、39歳以下のPCO

凍結胚盤胞移植における、自然周期とホルモン補充周期の妊娠率と流産率の比較

院長記事
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凍結胚盤胞を融解移植する際に、自然周期とホルモン補充周期のどちらが良いか当院の成績で検討しました。 背景;2019年の欧州生殖医学会(ESHRE)では、凍結融解胚移植において、自然周期の方がホルモン補充周期より妊娠率は変わらないけれども流産率が有意に低いとの口演が少なからずあった。 方法;2015年から2019年までの4年間の当院での凍結胚盤胞融解移植1869周期について、自然周期の643周期とホルモン補充周期の1226周期で、その臨床結果から妊娠率と流産率に差が出るかを後方視的に調べました。 結果;凍結胚盤胞融解移植における自然周期での妊娠率、継続妊娠率と流産率はそれぞれ39.2%、32.8

2019年のヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)の口演から凍結融解胚移植周期についての考察

学会報告
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2019年のヨーロッパ生殖医学会の口演から、凍結融解胚移植周期について考察しました。 以下に7つの口演の内容を簡単にまとめます。 口演No.21;フランス 人工(ホルモン補充)周期は8,139周期、自然排卵周期は3,126周期、刺激排卵周期は3,156周期でした。生児出産率は、それぞれ16.9%、18.8%、19.3%であり、有意に刺激周期で高かった。流産率は全体で31.5%、刺激排卵周期で23.6%で一番低かった。 口演No.68;中国 調節刺激採卵周期の後に、続けて融解胚移植を行うか、2周期以上開けて行うかの比較。対象は824名の女性。継続妊娠率は、前者が49.3%、後者が41.5%で、迅

第37回受精着床学会発表報告

学会報告
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第37回受精着床学会において、当院院長が口頭発表を行いましたので、内容を報告します。 「D-6の④⑤⑥(拡大から脱出)胚盤胞とD-5胚盤胞の凍結融解移植の臨床成績の比較」 背景;最近の海外からの報告ではD-6の④⑤⑥胚盤胞はD-5の④⑤⑥胚盤胞に比べて凍結融解移植の臨床成績が良くないと報告されている。2003年までのHARTクリニックでは、D-6の④⑤⑥胚盤胞の融解後生存率が悪く、AS(人工的収縮)を行い凍結するようになって改善した経験がある。 目的;当院でのD-6の④⑤⑥胚盤胞とD-5の④⑤⑥胚盤胞の凍結融解胚移植の臨床成績を2017年1月10日から2018年6月30日までの期間で臨床成績デ

第17回日本生殖看護学会発表報告

学会報告
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9月15日に行われました第17回日本生殖看護学会にて、当院看護部が発表を行いました。 「二人目不妊治療の負担感に関する調査」 目的:二人目不妊治療を受ける患者が経験する負担感の特徴を明らかにし、二人目不妊患者に求められる看護支援への知見とすることを目的とする。 方法:2019年4月~5月に次子を希望して一般不妊治療及び生殖補助医療を受けている女性患者30名を調査対象とした。 調査票は、二人目不妊治療の負担感に関して、その強さ及び内容、一人目治療時との比較、育児との両立困難度について独自に作成した質問を5ないし7段階のリッカート尺度による回答で量的に把握した。また負担感に影響する要因として、二人